会長と社長から指示を受けなくても
想いを汲み取り、自分で動く
一般職(総務)
滝 怜那Rena Taki
総務本部 総務部 総務課
2013年入社/南山大学 短期大学部 英語科
Q.現在どのような仕事をしていますか?
会長と社長のスケジュール管理やサポート全般、事務処理、手紙の処理、接客、宿泊施設の手配など、秘書として多岐にわたる仕事を担っています。「秘書の仕事を任せます」と会社から言い渡された時は「そんなハイレベルの仕事が務まるのだろうか」と不安でしたが、蓋を開けてみたら心配は杞憂でした。会長、社長ともに気さくな方で、無茶な要望を受けることはほとんどありません。有給も取得することができます。それまでは会長と社長は勝手に近寄りがたいイメージを持っていたので、少し意外でした。他にも、いい意味で裏切られることが多々あります。
Q.川北電気工業に入ろうと思ったのはどうしてですか?
学生時代は航空関係の仕事に興味があったのですが、就職活動が始まった時は、女性が働きやすい会社であることに重点を置くようになりました。結婚や産休を経ても長く働けるか。サポートする制度は充実しているか。職場環境の整備は進んでいるか。様々な点を考慮した結果、ベストだと判断したのが川北電気工業です。結婚を経て働くOGと話す機会があり「いい会社だからぜひ!」とおっしゃっていただけたのも決め手のひとつになりました。
Q.どんなところに仕事のやりがいを感じますか?
会長と社長は川北電気工業のトップにいる方です。そのお二方がどのような考えで日々の仕事に臨んでいるのか。ご一緒して参考になることが多々あります。また会長と社長のお客様に向けたこまやかな気遣いも勉強になりますね。たとえばお歳暮やお中元を贈る時。のしの書き方までも相手を思いやっています。もちろん内容自体も「お客様が愛知県出身でなければ愛知県産の商品を」「お客様が愛知県出身の方であれば、あえて他地域の名産品を」など、配慮の仕方についても勉強になります。
Q.仕事で印象に残っているエピソードを教えてください。
お客様にお出ししたお抹茶について、後日「おいしかった」と、ご本人から手紙をいただいたことがありました。どのお客様に対しても、会社の窓口としての自覚を持って接することを意識していますが、その気持ちが相手に伝わったことを肌で感じられたのが嬉しかったです。また、話は変わるのですが、会長から「気が効くね」と、社長からは「細かいことも任せられるので安心です」とおっしゃっていただけたのが非常に嬉しかったです。秘書として働き始めた当初は「何をしたらいいのだろう?」と暗中模索の状態でしたが、お二方のパーソナリティがわかってくるうちに、指示を受けなくても求められていることが自然に分かるようになってきました。
Q.仕事中にミスしたことはありますか?
会長に、新しく入ったアポを口頭でしか伝えなかったことです。その後、会長専用のスケジュール帳には記載せず、自分のメモ帳に書き留めるところで止まってしまいました。結果、会長がそのアポを忘れて外出してしまう事態に。電話をして社に戻っていただいたのですが「伝えるだけではいけない。理解してもらわなければ」と、私自身も大きな勉強になりました。以降、メモを残したりしっかり伝えたりするなど接し方を変えたら、前述したようなミスはなくなりましたね。
Q.入社前と入社後、自分自身に変化や成長はありますか?
言われなくても、自分が気付いて「変えたほうがいい」と思ったことは実践するようになりました。最近では、ボイラー室が少し汚れていたので自分で掃除を実施。また、お客様への贈答品についても、手書きよりパソコンで宛名のシールをつくり、貼り付けたほうが綺麗に見えると思ったので実行してみたところ、会長から「ありがとう」という言葉をいただきました。また、書類の整頓に関するルールを作った時は、社長から喜ばれましたね。
Q.現在の目標や今後の夢を教えてください。
常に謙虚な姿勢を貫き、会社の顔として全てのお客様を誠心誠意お迎えすることを貫いていきたいです。また、経営陣と営業や技術をつなぐ存在になれたら嬉しいですね。普段、会長や社長と接していない人にとっては、おそらく遠い存在だと感じているはず。この感情を取り払い、何でも気軽に話し合い、相談し、もっと手を取り合えるようになれば、川北電気工業はさらに強くなるはず。ぜひ、その一端を担いたいです。
Q.川北電気工業はどんな会社ですか?
学生時代に伺っていた「女性が長く働ける会社」「職場環境が充実している」などの話は、間違っていませんでした。残業はほとんどないので平日でも自分の時間を取れます。また、仕事中でもONとOFFをきっちり切り替える人ばかりなので、休憩時間はとにかく賑やか。社内には結婚・産休を経て復帰する女性の先輩がおり、私もそれに続くことができたら嬉しいです。
Q.就職活動中の学生にメッセージをお願いします。
就職活動は、自分を見直す絶好の機会でもあります。自分にはどんな仕事や会社が向いているのか。しっかり自己分析をして、理想と照らし合わせながら納得のできる答えを導き出してください。今の自分にできることを、とにかく精一杯やること。この姿勢を貫けば、きっといい結果に恵まれるはず。大変ですが頑張ってくださいね!
※所属、役職、業務内容は取材時点の内容です。