自分で組んだ電動機が動き出す
未経験から、教える側を目指して

モートルメンテナンス
道場 大夢Hiromu Doba
モートルメンテナンス事業部
名古屋工場 作業課 副主任
2026年入社/北海道芸術高等学校卒
Q.現在どのような仕事をしていますか?
私が担当しているのは、電動機の出荷前の試験です。整備を終えて組み上がった電動機が、きちんと動くかどうかを確かめる工程になります。電気が問題なく流れるか、絶縁は保たれているか、回したときに異音や振動が出ていないか。ここを通って初めて出荷になるので、品質を保証する重要な役割。日によっては、分解や組み立ても担当します。

Q.一日の仕事の流れを教えてください。
朝8時半に上司と、今日はどの電動機からどう進めるかを打ち合わせます。そこから準備です。試験場に電動機を運び、ネジの緩みがないか、現場が書いたチェックシートに見落としがないかを確認する。長いときは準備だけで1時間かかります。10時頃から試験を始めて、1日に4、5台。2、3人のチームで進めます。試験が終わったら梱包して、報告書を作成。全部合わせると5、6ページになる細かい書類で、これを仕上げて完了です。

Q.この仕事のやりがいや面白み、難しいと感じる点はどんなところですか?
自分で分解して組み立てた電動機が、試験場で正常に動いているのを確認できたときですね。難しさで言うと、送られてくる電動機に仕様書や取扱説明書が付いてくることはほぼありません。形も構造も一台ごとに違うので、最初は正直、無理だろうと思っていました。それが、やっているうちに少しずつわかってくる。先輩たちは届いた段階で「これはこうだね」と一瞬で判断します。知識が増えて、できることが増えていくのが、今は一番面白いです。
Q.現在に至るまで、仕事内容や任される範囲、責任など、どのように変わってきましたか?
入社したときは、電気の知識がほとんどありませんでした。工具の名前がわかるくらいで、最初は何を話しているのかもわからなかったです。2月に入社して、しばらくは分解や洗浄から。5月頃から試験を任されるようになり、小型の電動機なら一人で分解から組み立てまでできるようになったのは、つい先月のことです。絶縁診断や高圧の電動機の試験は、経験を重ねてから任せていただく領域なので、まだこれから。順を追って覚えているところです。
Q.これまでを振り返り、心に残っている仕事でのエピソードを教えてください。
入社した直後は、知識がゼロだったので、続けられるだろうかという不安がありました。そんなときに先輩から「自分も入社したときは全然わからなかったから大丈夫」と声をかけてもらって。しかも一人ではなく、何人もが同じことを言うんです。みんなモーターのモの字も知らずに入ってきた人ばかりだと。わからなくて当然なんだと思えたときに、これなら続けられると感じました。

Q.川北電気工業の良さ、数ある会社から川北電気工業を選んだ理由を教えてください。
前職では設備の溶接や修理をしていて、機械やインフラに関わる仕事に興味が移っていきました。知り合いに紹介されたのがこの会社です。決め手は、電動機が他に代えられないものだということ。前の工場でもプレス機やクレーンに電動機が使われていて、止まると本当に困るのを見ていました。メーカーに修理を出すと納期も費用もかかるので、専門でやっている会社が必要とされる。そこにやりがいがあると思いました。
Q.先輩社員とはどのような関係を築いていますか?仕事で心に残っている先輩からの言葉はありますか?
入る前は、工場だから黙々と作業するのだろうと思っていました。実際は真逆で、みんなずっと喋っています。それも世間話ではなくて、この電動機はこうだよね、という話をしている。だからいつでも聞けるんです。「これ何ですか」と、何回も聞いています。年代も幅広くて、同世代の先輩にはラフに聞けますし、経験の長い方には難しいところを相談できる。「いつでも気軽に聞いて」と言ってもらえたのは、本当に助かりました。

Q.今後、どのようなことに挑戦していきたいと考えていますか?また、人生における夢もお聞かせください。
まずは、いろいろな電動機の試験ができるようになって、良否の判定まで自分でできるようになりたいです。1年ほどで現地に出張できるようになると聞いているので、お客様の工場で絶縁診断を行い、結果をご説明できるところまでいきたい。もう少し先の目標は、当社の講習で教える側に立つことです。他社の技術者の方が学びに来られるので、まずは講師の方たちと対等に話せるだけの力をつけたい。私自身が知識ゼロから入っているので、同じように未経験で入ってくる人に、今度は自分が教えられたらと思っています。
※所属、役職、業務内容は取材時点の内容です。













